母指変形性CM関節症

母指変形性CM関節症

母指の指の付け根の関節(CM関節)が変形して、少しずつ脱臼し、動きが悪くなり、痛みが出て、日常生活に困難をきたすようになります。

良く動かす関節ですので、全身の中でも変形しやすいことで知られています。

・多くの例は日常生活指導、外用薬処方、弾力包帯固定
・装具処方

治療効果がなく、痛みのために日常生活が困っている時

・手術(関節形成術)

 

 

現在使用しているものは、当院で出入りの業者と協力して本院で作成したものですが、CM関節を押さえながら母指を伸展し、CM関節を整復することができます。素材もやわらかで使いやすく、痛みが強い方には痛みの軽減もあり好評です。

 

従来のものは固定するだけで、動かせず不便で極めて人気不良でした。

 


 

術後 3年4ヶ月

 


関節の腫れもなく、安定して母指も良く開いています。3、4ヶ月もすれば、ほとんど痛みは取れてしまいます。

 

大菱形骨摘出、靱帯再建、MP関節制動術

 

大菱形骨摘出、靱帯再建、MP関節制動術

 

手術時間はCM関節だけなら麻酔開始から約1時間です。

術後の痛みもありますので、数日間入院をご希望の方もおられますし、外来通院で済まされる方もおられます。

手術して6週間は固定が必要ですが、その間は腫れもあり、痛みもある程度はあるようです。

しかし、3ヶ月を経過した時点ではかなり使いやすくなり、6ヶ月経過した時には多くの方が、畜産農家やノリ養殖業、ミカン農家などとして原職に復帰されています。

現在までのところ、術後約3ヶ月でほとんどの方の痛みは消失しており、術後約6ヶ月経過した時点で、痛みは全例消失しています。