上腕骨外側上顆炎(通称テニス肘)

上腕骨外側上顆炎(通称テニス肘)

外側上顆炎とはいうものの、炎症というよりは変性疾患で、50%は半年、残りの50%は平均2年半痛みが続くという報告があります。

痛みが発生する場所

1. 外側上顆

2. 上腕骨―橈骨間の関節および伸展に関する筋肉群


 

手術

開院してから12年間で35例の手術を行っています。痛みが強く手術を希望する人は、夜寝ている時に痛みで目が覚めるとか、タオル絞りができない、ドアの開け閉めが痛くてしにくいなどという訴えがあります。

35例の平均手術時間は22分でした。基本的に入院はいりません。※希望される方は入院できる施設を紹介します。

肘関節の内と外の処置を行いますので、術後3週間は三角巾固定が必要です。※そのうち最初の2週間はギプスシーネ固定もします。

手術後、安静時痛はすべて消失しております。運動時痛はかなり軽快していますが、約2ヶ月経過してまだ痛みが残存している方もおられます。それでも3ヶ月経過すればみなさん原職復帰しています。